浪人生のどうしようもないブログ

意識の低下が著しい

浪人生が急性扁桃腺炎になり入試一ヶ月前に入院した話

はじめまして。ヒラマツといいます。
入りたい研究室が諦めきれなく浪人したどうしようもないやつです。
入院中暇なので、ブログを書こうと思い立ち書き始めました。
特に学術的な事は書いてません。
読み物という事で、お手柔らかに。
目次

1 浪人生、体調不良になる

2016年12月24日、クリスマス・イブ。
現役時代、クリスマスに塾のラウンジでケーキを食べてたカップルを見て「あいつら落ちてしまえ。」と思ってたら私が落ちた苦い思い出がある。
人の不幸を願うと自分が不幸になる事を知った。
ああ。あのカップルは合格したのだろうか。
そんな事を思いつつ、起床したら関節が猛烈に痛い。
非常に嫌な予感がした。 熱を測ったら、40度。
冬 + 高熱 =インフルエンザ
この時期はこの方程式が頭の中で成り立つ。やっちまったなと思いつつ土曜日営業の病院を探す。
無事病院が見つかり診察。
インフルエンザの検査ってクソ痛いですよね。
どうやらインフルエンザではなかったので、抗生剤を点滴し帰宅。
この時は2日寝てれば治るわとか軽く考えてた。
今思えば、浅はかな考えだった。後日地獄をみる。

2 高熱出すぎてびびる  

リアルに脳が溶けるんじゃないかと恐怖に慄く。
人間の頭はプリンみたいなもんだから少しくらい溶けても大丈夫だよと先輩にアドバイスをもらう。
そういう問題じゃ無いんだよなぁとおもいつつ、熱を測ったら40.6度。
受験を目前にして、死ぬのか??それとも、
熱で今まで勉強してきたことがパーになるのか?
NEXT 二浪か???そう思いました。そして考えます。
なにか悪い事をしただろうか?これは天罰か? と。

3 とりあえず勉強してみた

いやいやこれは勉強が足りないと神様が言っているんだろう。
勉強すれば、神様も許してくれて熱が下がるだろう。
そう考えました。
もうここまでくると血迷いの域。 大学の過去問を1年分解いたんですが、普段解ける問題も解けない。
尋常な焦りを覚えるので、熱の時は勉強しないほうがいいです。
私はしたけど。

3 喉の様子がおかしいことに気づく

熱が微熱程度まで下がったところで、喉の様子がおかしい事に気づく。
右の喉の横がめっちゃ腫れてね?
首のリンパ節もめっっちゃ腫れてね?
想像以上に腫れていたので、ビビって喉に小人が住み始めたんだと自分に言い聞かせた。
自分の喉と首に小人が住んでるなんてめっちゃメルヘンじゃないですか?
これは小人の仕業だ作戦を決行。

4 急性扁桃腺炎だと診断される

内科→内科→耳鼻咽喉科
この順番で病院サーフィン。
遂に、急性扁桃腺炎と診断。
耳鼻咽喉科なんて、幼稚園以来行ってなかったので物々しい雰囲気にやられる。
いやなにこの機械。細長い器具から妙な香りのする風が噴射されるわけですよ。
採血された時にくまモンの絆創膏を貼られました。
耳鼻咽喉科って幼稚園児とかばっかりなんですね。知りませんでした。
とりあえずトラウマ。

5 猛烈な吐き気のまま年を越す

突然ですが、
クリスマス→正月の流れって最高だと思いませんか?
この流れは1年の中でも連続して豪華で美味しいものが食べれる期間なので好きなんですが、今年はそのチャンス両方共逃しました。
超最悪。
薬が強すぎて、胃が大荒れなんです。
小人が槍を持って暴れまわってる感じです。
はっきり言って最悪です。
クリスマスプレゼントもねだりそびれました。
化粧品欲しかったのにな・・・。
来年のクリスマスと正月に期待したい。

6 浪人生、入試一ヶ月前に入院になる

入院が言い渡される

総合病院に紹介状を書いてもらい、その日のうちに総合病院へ。
朝10時に病院に到着してから、診察まで2時間くらい待つ。
ひどいので入院していきましょうと。
診察始まって、入院と言い渡されるまでものの1分。
呼吸しにくいし、ウミひどいし。ある程度覚悟してたんですけど。
人生初入院が入試一ヶ月前に言い渡されました。
どうなる、浪人生。
その日の夕方から入院生活が始まる。

24時間点滴が痛すぎる

結論から言うと、クソいてえ。
針嫌いなんですよね。痛いし。異物が体内に入ってる感がたまらなくキモイ。
点滴するまでが大変。まず左腕に血管見つからない。 私って生きてるのかなって。
もしかしたら自分は、地球外生命体なのかもしれない!とか思うことありませんか?
ああ。ありませんか。私はよく思います。この時も思いました。

大部屋はすこしキツかった

おばあちゃん声大きくね!?
びっくりしちゃうわけです。
めっちゃくちゃ声がおおきいんです。しかも看護師さんと会話が噛み合わないから結構長時間その大声に耐えなきゃいけない。
仕方ない事ですけどね。 看護師さんってほんとにすごいなって思います。
挙句の果てには、「この病室、私一人かね?」 と看護師さんに質問をするわけです。
わたしがいるよ。

22:00消灯のはずが、何故か21:30に消灯される事件。
パソコンに過去問とか全部管理してあるので、 消灯されるまでパソコン使って勉強してたんですがさすがに消灯後キーボード音を立てる図太さは私にはないので、仕方なく寝る。
でも寝れないんです。携帯で数独をやりながら眠くなるのを待ってました。
時間は22:30。消灯後1時間。
なんか香るぞ?
すぐわかりました。う○この香りだと。
寝たきりのおばあちゃんが2人いたので仕方ない事ですが、嗅覚がいい私は気になっちゃうわけです。
次はイビキ。これも仕方ない。我慢します。
布団を顔面にかぶせてじっとしていたら、点滴が痛む。
入院ってすごい大変なんだなって思いました。

一人部屋になる

トイレと、手洗い場がついてる部屋に移動になりました。
テレビも無料で観れるし、冷蔵庫も無料。
とっても快適空間です。
部屋課金してくれた両親には感謝。
部屋を受験生だからと優先的に使わせてくれた看護師さんの配慮にも大感謝。 夜遅い時間まで勉強してても、誰にも迷惑がかからないのでいい。
受験生が入院する場合は、一人部屋がいいよ。
受験1ヶ月前は特に。
突然なんですが、私、海外ドラマのThe Walking Deadが大好きなんです。
このドラマの始まりは、主人公のリックが、病室で目を醒ますところから始まります。 起き上がって病室を出ると、人がいないんです。
リックが気を失ってる間に街は荒廃して、不気味なゾンビが沢山いる。という結構カオスな話です。
すぐインスパイアされる人間なので、一人部屋になってからは、周りにゾンビがいないか確認してしまいます。もちろんいません。
街の人がゾンビになってしまったら、私は生き残れる自信はありません。
だって膝悪いし。

後輩の逆襲

9月くらいから、来年からインターンしたい会社の関係の人と、第一志望の大学関係以外の人には会わない!
と決めてたんです。自分で言うのもなんですが、
意識高いですね
だから、高校の友達とか特に会ってなくて。
「ヒラマツは、入院でもしてくれないと会えないレアキャラ」
などと言って友達が毎日お見舞いに来てくれます。
1人部屋になって、2日目の事です。
学校の後輩が見舞いに来てくれました。
可愛くて可愛くて仕方ない後輩なんですが、余計な事を言って去っていきやがりました。
「この棟の地下1階には霊安室があるんだよ」
まじいらねえ情報。
総合病院だし霊安室が無いわけないけど、考えたくなかった。
その日の夜、昼寝してた事もあり寝れず。
ぼーっとしてたら部屋の中に、カチン。カチン。って音が響きわたるようになる。
ホラー映画の見過ぎか、オカルトサイトを見過ぎなのか、これはラップ音じゃないかと思い始め、 後輩の余分な一言を思い出し寝れなくなる。
後輩を少し恨む。

医療ミステリー小説を差し入れする同級生

「これよんで」 と同級生2人が買ってきてくれた小説はまさかの病院が舞台になってる医療ミステリー小説。 (しかも2冊)
入院してる友達に対してこの本のチョイスはなんだドSなのか?
なんて思いながら、本を読み進めていくと超面白い。
医療ミステリー小説を、入院中に読むスリリングさは異常。
私も友達が入院したら、医療ミステリー小説をプレゼントしようと思う。

ああ風呂に入りたい

針が体内に刺さって約30時間。
ああ。24時間点滴とはなんだったのか
24時間で終わる点滴じゃなくて、24時間中打ってる点滴だったのか。だまされた。
髪の毛長いし、熱出るから汗かくし最悪だ。
風呂入りたいと訴えたら看護師さんから、体拭く用の暖かいタオル配布されました。
このタオルが柔軟剤の香りがしたら、ボディーソープで体洗ってる気分になれるかも!とおもい香りを嗅いだ。
仄かな期待を寄せたのが間違いだった。
圧倒的無臭
とりあえず拭いておいたが、後から母が汗拭きシートを買ってきてくれた。
母は偉大。

針を刺したままの入浴

風呂無し生活から72時間。
ついに24時間点滴とおさらばする時が来た。
いいですよ。と言われて、左腕を見てみたらまだ針がささってるじゃないか。
点滴の袋だけ外してもらえる仕組みね。
仕方ないから針が刺さったまま風呂に入った
最悪だ。
服脱ぐ時に、針と点滴を連結するホースみたいなのが邪魔だし痛いし。
入院する時は、手の裾が広いパジャマを持って行った方がいい。
結局私は、看護師さんにンギュ!って服を引っ張ってもらって脱ぎましたが、痛すぎ。
もう一生入院したくありませんが、誰かの役に立てばいいなと思います。

7 おわりに

一生入院はしたくねえわ!!!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
こんなクソ記事書く前に勉強しろよって声が聞こえてきそう。
なぜ、入試一ヶ月前に入院したのかも、なぜ入試一ヶ月前にブログを始めたのかも意味が全くわかりません。
最後に役に立ちそうな事書いておきます。

入院で持っておくと便利なものリスト

  • 食べ物編
    ふりかけ
     →白米は飽きるから。
    ミルメーク
     →牛乳嫌いな人必須。
    ・飴類
     →オバケがでたらどうしようと急に思った時飴食べると安心する。

  • 持ち物編
    ・バック
     →病院内のコンビニ行く時便利
    ・耳栓
     →大部屋に入院する時は、必須かも。隣人のイビキがうるさい。
    ・イヤホン
     →寝れない時、急に「おばけが出たらどうしよう」と思い始めるのでその時に音楽聴く用。
    ・暇つぶしするもの
     →暇つぶしするもの無いと完全に死ぬ。私はパソコンと、参考書。
    ・ポケットWi-Fi
     →これないと、通信制限かかる。点滴してる時とかスマホ触るしかやることないから。
    ・延長コード
     →ベットの机でパソコンやったりする時超便利。